修理・レストア

2016年10月 3日 (月)

CL125

なかなかに旧い車両が入庫しました。

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マフラーが特徴的なCL125です。

今となっては125ccという排気量で二気筒というのは珍しいですね。

当店の在庫車両となりますが、
修復を行っていきますので販売価格は未定です。

時代の流れで現存車両は少なくなっていますので、
折角なので起こしてみます。

気になる方は、お問い合わせ下さい。

2016年8月 4日 (木)

Z1 クラッチトラブル

毎日暑くて死にそうですが、
皆様はお元気でしょうか?

旧車の代名詞?Z1です。

クラッチがおかしいので分解してみると、
センターロックナットが緩んでいました。

お客様は関東のショップから購入。
その際、エンジンO/Hも同時に依頼していたらしいので、
締め忘れですかね?

目視で浮いている程に緩んでいるのは怖いですね。

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幸いにも、

スプラインへの大きなダメージは見受けられなかったので、
ミッションの修理には至らずに済みましたが、
こういうものを見ると、他の部分も不安になるのも事実。

他人事では無いですね。
これを見て、私自身もより一層気を引き締めたいと思います。

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フリクションプレートは、
緩んだための衝撃だと思われますが、
しっかり割れておりました。

気持ち悪いので、
フリクションプレートもクラッチプレートも全部交換しておきました。

若干、歪みも出てましたしね。

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ついでに電装トラブルも修理。

購入してからは日が浅いようですが、
いつ買っても旧車は旧車です。
作られてからの時間を考慮するべきで、
いつ購入したかは余り関係ないと思います。

トラブルの芽を早めに摘んでいくしか無いですね。

2016年5月20日 (金)

旧車の罠

ある程度古い車両の整備をしていると、

やはり、近代的な車両では余り起こらないトラブルが起こっています。

キャブボディの磨耗
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キャブボディの磨耗によって
スロットルバルブとボディの間に隙間が出来て、
そこからのエアーの吸い込みと、
スロットルバルブの座る位置が変化することにより、
パイロットポートがスロットルバルブに塞がれている状態。

アイドリング不安定や、
過渡特性の著しい悪化などが起こります。

キャブインナーパーツの破損

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古い故に、色んな人の手が入って来ているので、
人為的な破損が見受けられる事も多々あります。

これは一目瞭然で折れ曲がっていたので解かりやすいですが、
自然発生する故障じゃない場合、
トラブルシューティングが難しい事もあります。

スイングアームピボット部のベアリング大破
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一般的に余り手入れされない部分の破損。

とはいえ、
余り手が入ってない事は想像に難くない部分ですし、
チェックも比較的容易なので、そこまで困らない修理ですが、
粉々になったベアリングを抜くのが一番の難関かもしれません。

その他では、
電装系のトラブルなどが旧車に多い話かもしれませんが、
これも現象が目の前で起こってくれない場合などは、
なかなかにトラブルシューティングが難しい事もあります。

何にせよ、ひとつずつ解決していくしか道はありませんね。

2015年10月22日 (木)

ラビット S301

Ra1

 
長期不動車が修理依頼で入庫です。 
(写真は作業後の車両です)
 
あらゆるワイヤーが固着して、
ベアリングもあちらこちらが固着して、
燃料系もタンクからキャブまで終わってて・・・。
 
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ワイヤーなどの入手は難しいと思われますので、
アウターは洗浄して再利用、インナーワイヤーを作ります。
 
ワイヤーエンドの処理も色々な方法がありますが、
今回は純正に倣って、T字に割ってのハンダ付け。
 
Ra3
 
 
はみだしたワイヤーとハンダを綺麗に処理して出来上がり。
 
アクセル、クラッチ、ブレーキ、シフトチェンジもワイヤー式なので、
何本もワイヤーを作ることになりますが、
作ればなんとかなる部品は、ある意味で気が楽と言えるかもしれません。

エンジンそのものは絶好調で、
加速、最高速、共に申し分なくとても驚きでした。

2015年4月 8日 (水)

トライアル

Tri

珍しいバイクです。
競技車両の中でも殊更に稀かもしれません。
山とか岩とか登るバイクですが、
乗り手の腕前があればこそです・・・(笑)
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エンジンガードが付く部分ですが、
フレームにパカっとクラックが入っています。
溶接して埋めた後に、
ヘリサートを打ち込みましたが、
とにかくエンジンガードをぶつけまくる競技なので、
どこまで耐えれるのやら?
武運長久をお祈りしております。

2015年3月13日 (金)

GL400

エンジン積み替えです。
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走行距離60000km超えでした。
圧縮は低く、各部の打音も出ており、
O/Hも考慮しましたが、
ピストンはおろか、ピストンリングやガスケットすら廃盤でした。
もちろん、バルブやクランク廻りも廃盤。
シリンダーはケース一体でボーリングが困難。
そもそもピストンが無いのですが・・・。
全てに手を入れるのは現実的な費用では無くなるので、
走行距離の少ないエンジンを探して積み替えとなりました。
積み替えた後のエンジンを検証のため分解してみます。
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フライホイールに突き刺さってるのは、
サイズの合う特殊工具が無かったため、
旋盤で丸無垢材にネジを切ったお手製工具です。
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当たり幅が2mmを超えていました(笑)
そしてシート接触面はかなりの段が付いており、
カーボン特盛りです。
一言で言うなら終わっているバルブ。
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シートのカーボン噛み込みがすさまじく、
低い圧縮も納得の有様です。
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メタルにも線状の傷が。。。
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ピストンスカート部にも傷が・・・。
ボコボコに溝(傷)が付いていますが、
写真に撮ると多少は綺麗に見えてしまいます(笑)
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天然カーボンコーティング。
他にも、カム、スリーブ、クランクジャーナル、クラッチ、ミッション、
あらゆる部分が磨耗、損傷しておりました。
こんな様子ですが、
走行距離60000km超えで、発売当時から約40年?
速度が出なくなっていたとはいえ、
これでも走ってたのは技術力でしょう。
さすがのホンダブランドですかね?
積み替えたエンジンは10000km強らしく、
加速も吹けあがりも良かったですが、
車両の年式を考えると、
今後はますます状態の良い物の入手が難しくなります。
色々と悩ましい事ですが、
今後も大事に乗って頂けると嬉しいです。

2014年2月25日 (火)

溶接&切削

タイトルで若干のネタバレしておりますが、

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溶接でモリモリ肉盛り

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全景?

正体はZ1000のポイントベースです。

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そして切削して完成。

画像でお気づきの方も居られると思いますが、

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旋盤を再び購入しました。

以前、所有していた旋盤は、

5尺旋盤でちょっと大きかったんですよね。

なので、今回は滝澤の4尺旋盤。

TSL-550にしました。

小さいのにすごいやつです。

頑張って貰います。

2014年1月27日 (月)

クリアランス 

遅ればせながら、

明けましておめでとうございます。

遅すぎますね。ごめんなさい。

今年の抱負は「禁煙」です。

バイクと無関係ですが、頑張ります。

という訳で、近況報告です。

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GL400バルブクリアランスの調整。

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旧い物はノック面が荒れてて、

何をしても音が消えない場合もありますので、

アジャストスクリューも新品に交換することになりました。

理想はバルブ、ロッカーアーム、プッシュロッドも換えたいところですが、

それはいつかのオーバーホールの時に・・・。

ヘッドカバーが汚かったので、

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ついでに綺麗にしておきました。

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シックな仕上がり。

そして別車種ですが、

エンジンが掛からなくなったとの事で入庫。

スパークプラグのトラブル。

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パッと見て分かりますかね?

碍子と電極が接触しております。

中で碍子が折れて落ちてきて、

接地電極に引っかかって止まっています。

危ない危ない。

頼みますよ。DEンソーさん。

落ちてた場合、

エンジンが死んでいた可能性が大きいです。

今回はなんとかセーフでしたが、

同一プラグを使うとまた起きる可能性もあるので、

吟味して別のプラグをチョイスしておきます。

2013年8月 1日 (木)

レクチファイア製作

40年くらい前のSUZUKI RE5

車検の時に判明したのですが、

充電電圧がまるで無し。

調べた結果、レクチファイアのパンクでした。

よくある事ですが、部品はもちろん廃番になっております。

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致し方ないので、製作する事にしました。

GT系とパーツが似てるらしいのですが、

エンジンはまるで違いますし、電装系は?

流用は怪しいところなので作るほうが確実ですね。

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各ダイオードを接続して、

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ギボシもしっかり半田付けします。

ここの導通が悪いと熱が掛かります。

純正でもカシメが甘いものは焼けていたり、

酷いものはカプラーが溶けていたりします。

念のため、半田付けで有効面積を稼ぎます。

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新旧比較の図。

レクチファイアの壊れる大半の理由は熱なので。

製作したものは、出来るだけ大きなヒートシンクを使い、

ダイオードはシンクに直付けして熱対策してあります。

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ちゃんと充電電圧が上がってきました。

大きなヒートシンクのお陰で、

手で触っても全然熱くなっていません。

これでしばらくは大丈夫でしょう。